大学生の就職活動で注目されているのが、インターンシップです。
10年位前から盛んになってきました。近年特に注目度が高まっています。
理系では「実習」として単位の中に含まれるものが、文系にも広まってきたといえます。
特に医学部では、2年間、3年間とインターンの医者として経験を積むシステムが定着しています。
それが外資系企業の「スプリングジョブ」「サマージョブ」に影響され、日本企業も着目して文系学生に導入して広まってきました。
第一の目的は学生のミスマッチ就職をなくすことで、キャリア教育の一環です。
近年は中学生から「職場体験」が科目の中に導入されています。
その大学生版がインターンシップといえます。
とはいえ、企業側にしてみれば、人と労力、宣伝費など、かなりの予算をかけて行うものです。
単にCSRというだけでなく、採用活動に影響するのは必至です。
優秀な学生がいたら、先に目を付けておいて、入社を勧める、いわゆる「青田買い」につながるのも無理はありません。そのまま即入社ということは少ないにせよ、採用の母集団を形成する良い機会となります。
学生にとっても、インターンシップは良い機会です。
第一の目的は実際の職場に行き、見聞きし体験してくることが、業界研究になります。
第二の効果として、自己分析にもつながります。
会社の中には人事からのフイードバックがもらえる場合もあります。
「あなたは販売力はNO1です。足りないところがあるとしたら、ディスカッションリュクですね」などとアドバイスをもらったという例も。自分の適職を見直す良い機会です。
第三にやはり、企業に自分をよく見てもらえるという機会です。採用に直結する場合もあるようです。
面接というのは、短い時間で判断され、人との相性などで左右される場合もあり、必ずしも100%の力が出せるとは限りません。
それに引き替えインターンシップは1週間、2週間と企業にじっくり自分を見てもらえるチャンスです。
3年生の夏休みに参加する場合が多いですが、1,2年生から大学の科目の中で履修できる大学もあります。
履修科目と関係なく、独自で応募・参加する場合も3年生まで待たずに、1,2年生から参加できる場合もありますのでチャレンジしてみましょう。