都内にある企業でこの度「中年クライシス」のセミナーを担当します。
ハナマルキャリアの講師11名が登壇し、約300名の参加者を6グループに分けて実施します。 私はテキスト作成とメイン講義を担当し、これまで何度も内容を見直しながら準備を進めてきました。いよいよスタートです。
中年クライシス(中年の危機)とは明治の頃から多くの人が直面するもの。
若い時は無我夢中で生きてきて、体力もあるから無茶もでき、なんの不安もなく過ごしています。
しかし歳を重ねるにつれて
「あれ?人生半ばまで来たけど、このままで良いのかな?」
「老後までお金は足りる?」
「健康診断でCがついた…」
と不安が頭をもたげます。そんな日々にひと呼吸置き、仲間たちがどんなふうに考えているのか、先輩たちはどう乗り越えてきたのかを共有し、自分のこれからの人生を考えるセミナーです。
河合隼雄先生のご著書『中年の危機』が大変勉強になりました。本では、夏目漱石の『門』といった古い小説を取り上げて中年の危機を解説なさっています。中学生の頃読んだので『門』が中年の危機を扱った小説とは知る由もなく、セミナーを企画するにあたり再読しました。

このような大規模なセミナーができるのは、優秀で実績豊富な講師たちと共に、日々、鍛錬してきたおかげです。 講師の皆さんに、心から感謝しています。










